
日本企業がeスポーツリーグ「LPE」を子会社化及び運営開始。FCバルセロナ、アヤックス他、ビッグクラブも参戦
株式会社アカツキは8月22日、PROFESSIONAL ESPORTS LEAGUE, S.L.(以下「PEL社」)の株式を取得し、子会社化したことを発表した。PEL社はプロスポーツチームのeスポーツ部門が参加する、eスポーツリーグ「LPE」を設立し、また運営を務める。
eスポーツリーグ「LPE」の概要と参加決定チーム
「LPE」はPEL社が設立した、プロスポーツチームのみが参加できるeスポーツリーグ。複数ゲームタイトルを採用した通年リーグで、リーグ戦やカップ戦を行う。FCバルセロナ(スペイン)、アヤックス(オランダ)、ガラタサライ(トルコ)、サントスFC(ブラジル)、レアル・ソシエダ(スペイン)、ビジャレアル(スペイン)など、すでに各国のプロサッカーチームが参加を表明しているとのこと。日本からは東京ヴェルディが参加予定となっている。
eスポーツリーグ「LPE」の開催時期、賞金など
LPEは2018年秋からプレシーズンマッチを始め、2019年にファーストシーズン開幕を目指している。ファーストシーズンでは賞金総額最大50万ドルの予定。また、サッカー以外の有力スポーツチームとの協議も進行中とのこと。
LPEが目指すもの、理念など
LPEは「多様性」「透明性」「プロフェッショナリズム」をバリューとし、スポーツマンシップの元、強い暴力表現を含むゲームタイトルは採用しないなど、ゲームを健全でポジティブなものとして扱う。また、LPEを特定地域に限定せず、さらに女性の積極的参加を促進するなど、選手の平等と多様性を尊重するとのこと。運営に関しては、独立した仲裁委員会を設置し、透明性の高い運営を行う。育成面においてもプロスポーツチームならではの伝統・育成システムをeスポーツに融合し、プロフェッショナルなeスポーツ選手の輩出も担う。
eスポーツ分野において、LPEは先進的なモデルを目指している
ゲームとプロスポーツを融合することで、LPEは自らが先進的なモデルとなるべく、組織構築を行う。既存のアスリートが扱っている栄養学、運動生理学、心理学などに基づき、選手養成のための専門的なノウハウを利用することで、よりゲームへの熱中度を高める。また、既存のプロスポーツ業界に対しては、ゲームのテクノロジーや新たなエンターテインメントとの接触機会を提供し、ファン層拡大の相乗効果を期待するとのこと。
アカツキはPEL社の65%の株式を300万ユーロで取得し子会社化
アカツキはPEL社の65%の株式を300万ユーロで取得し、子会社化した。今後はLPEのサポートと共に、アジアにおける事業開発パートナーとして、eスポーツ業界をけん引すると意気込む。
LPEのプロモーションビデオ
LPEに関するツイート
日本経済新聞 電子版に本日発表した、eスポーツリーグ『LPE』を取り上げていただきました。
詳細は下記より、ご覧ください。
「eスポーツ」バルサも参加 日本発リーグに熱視線 https://t.co/HYa8Tfloo7 https://t.co/HYa8Tfloo7
— Akatsuki Inc. (@akatsukiPR) 2018年8月22日
【ファミリー】東京ヴェルディは、スペインのFCバルセロナなど世界各国の有名プロスポーツチームのeスポーツ部門が参加するeスポーツリーグ『LPE(LEAGUE OF PROFESSIONAL ESPORTS)』に参戦することが決まりましたので、お知らせいたします。
詳細は→https://t.co/vYKQOjX5yE #verdy #eSports pic.twitter.com/5woDnwZkHU— 東京ヴェルディ公式 #緑パートナー募集中 (@TokyoVerdySTAFF) 2018年8月22日
プレスリリース
FCバルセロナも参戦!世界的プロスポーツチームが参加するeスポーツリーグ『LPE』の運営開始。PROFESSIONAL ESPORTS LEAGUE, S.Lを子会社化
アカツキ社 会社概要
アカツキ社ホームページ
PEL社 会社概要
PROFESSIONAL ESPORTS LEAGUE, S.L.
(VAMOLA eFootball News編集部)