東京ゲームショウ・ビジネスデイ「TGSフォーラム2018」は、eスポーツ関連プログラムが目白押し

eスポーツがかつてない盛り上がりを見せる中、1996年より毎年行われてきた東京ゲームショウ(TGS)がまもなく開催される。東京ゲームショウは、コンピュータ・ゲーム関連の日本最大となる展示会。アメリカのElectronic Entertainment Expo(E3)、ドイツのGamescomと並ぶ世界三大ゲーム見本市のひとつ。単なる見本市に留まらず、業界関係者の交流や業界研究の場ともなっている。そこで、講演プログラムであるTGSフォーラムの内容をお伝えする。

■名称
東京ゲームショウ2018
■会期
・ビジネスデイ
9月20日(木)・21日(金) 10:00~17:00
※ビジネスデイはプレス関係者およびビジネス関係者のみのご入場となります。
・一般公開日
9月22日(土)・23日(日) 10:00~17:00
※状況により9:30に開場する場合があります。
■会場
幕張メッセ 1ー11ホール、イベントホール、国際会議場
■主催
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
■共催
日経BP社
■特別協力
ドワンゴ
■後援
経済産業省(予定)
■入場料
一般 [ 中学生以上 ] 1,200円 税込 (前売券:1,000円 税込)
子供 [ 小学生以下 ] 無料

TGSフォーラム2018(講演プログラム)

東京ゲームショウでは、関係者へ向けた講演プログラムが実施される。講演プログラムへの一般参加は認められていない。参加方法については、
https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2018/business/admission/
に詳細が記載されている。

9月20日
■10:30~12:00(基調講演)
タイトル:eスポーツが“スポーツ”として広がるためのロードマップ
〜クリエイティブからファンづくりまで、ゲーム業界が取り組むべき課題と今後の展望

世界的なムーブメントを巻き起こしているeスポーツ。その盛り上がりが様々なメディアで報道され、日本国内でも普及の機運が高まっている。一方、オリンピックやアジア競技大会、国体といった大規模スポーツ大会で、エキシビションや文化プログラムとしてeスポーツ大会が開催されることから、eスポーツが“スポーツ”として広がる可能性に注目が集まっている。

こうしたなかで、ゲーム業界として取り組むべきことは何か。ゲームのクリエイティブからファンづくりまで、リアルスポーツ関係者の意見も聞きながら、課題と今後の展望について話し合う。

【登壇者】
岡村秀樹氏(日本eスポーツ連合 会長)、荒木重則氏(カプコン常務執行役eSports統括本部長)、森田直樹氏(コナミデジタルエンタテインメント「ウイニングイレブン」シリーズ制作部長)、ケネス・フォック氏(Asian Electronic Sports Federation会長)、岩上和道 氏(日本サッカー協会副会長)
【モデレーター】
玉置亮太 日経クロステック副編集長

■13:00~14:30(グローバル・ゲーム・ビジネス・サミット 2018)
日本発グローバル・ヒットタイトルに学ぶ、国産ゲームが世界で勝つ方法
~いまどきの海外向けマーケティング、開発、プロモーションの戦略とは?~


近年、日本のゲームは、開発費の規模や作風の面などから、グローバルマーケットにおいて、欧米のゲームと伍していくのは、ハードルが高いと言われてきた。しかし、今年に入り、日本産のタイトルが海外のアワードで受賞するなど存在感を示し、グローバル・ヒットタイトルも生まれている。日本のゲームが、戦い方によっては、まだまだ世界で勝てることが見えてきた。マルチプラットフォーム化が進み、eスポーツなど新たな楽しみ方が広がるなかで、グローバルゲームマーケットでどのように戦っていくと良いのか。最初の企画が肝心なのか、開発のプロセスが大切なのか、マーケティング戦略が重要なのか――日本のヒットメーカーから成功体験を学び、日本のゲームが進んでいく方向性を探る。

【登壇者】
齊藤陽介氏(スクウェア・エニックス『NieR:Automata』プロデューサー)、辻本良三氏(カプコン『モンスターハンター:ワールド』プロデューサー)、安田文彦氏(コーエーテクモゲームス『仁王』ディレクター)
【モデレーター】
降旗淳平(日経クロストレンド副編集長)

翌21日は専門セッション(分科会)となる。

・eスポーツを盛り上げる伝え方とは?
~テレビ局、配信会社によるeスポーツの魅せ方~
・5Gでゲームはどう面白くなるか?
・eスポーツのチームやプロ選手が続々誕生!プレイヤーとゲーム会社、eスポーツ大会の幸せな関係とは?
・スマートフォンゲームとファンコミュニティの歩み<2016~2018>
・VTuberが切り開く新たな「XR」の可能性とは?

以上の通り、eスポーツに関わる内容が目白押しとなっている。

関連ページ
https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2018/business/forum/index.html

(編集●VAMOLA eFootball News編集部)

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