8月18日より開催されている、第18回アジア競技大会では、eスポーツがデモンストレーション競技となり、次回大会から正式種目となることが決定している。eスポーツ競技には、5つのタイトルがあり、それぞれのタイトルごとに競技が行われる。ウイニングイレブンもそのひとつに数えられ、9月1日に競技が開催されることとなっている。開催の2日前となる8月30日には、いよいよ待望の最新作「ウイニングイレブン2019」が発売される。そこで、購入を検討している人へ製品版を買うべき理由について、「見落とされがちな点」について述べる。製品版の詳細な内容については、Youtuberの動画やファンサイトでも取り上げられ、VAMOLAでも、
【ウイニングイレブン2019の新要素解説「選手の獲得方法」が大きく変化】
ですでに紹介している。
ウイニングイレブンLite
製品版の購入を迷っている人は、Liteと比較検討しているのではないかと思われる。ウイニングイレブンLiteとは、製品版のオフライン機能などが実装されず、一部に制限の加えられた、基本プレイ無料のアプリケーションである。オンライン機能であるmyClubに限れば、ほぼフル機能で楽しむことができる。例年、11月中旬から下旬頃に配信が開始される。
ゲームの目的
ゲームのプレイには、当然のことながら、それぞれ目的がある。わかりやすいところで言えば、ゲームをクリアすることであり、それは多くの場合、メーカーが目的を設定している。ところが、オンラインゲームなどの普及により、従来のゲームクリアという概念が希薄となってきている。レベル上げ、仲間との会話、プレイ技術の向上など、ユーザーが主体的にゲームの目的を設定できるようになった。
ウイニングイレブンの目的
オフラインでリーグ優勝を目指す監督の気分を味わう、オンラインで選手の獲得を楽しむなど、ユーザーそれぞれにウイニングイレブンをプレイする目的がある。ただ、多くのユーザーはプレイ技術を向上させて、ひとつでもレートを上げることを目的にしている。レートとは、オンラインサービスmyClubの対人戦において、勝利すると加算され、負けると減算される数値である。ユーザーの間では、レート1000が一定の目標値となっている。ところが、対人戦では連敗を重ねてしまうなど、いわばスランプに陥ってしまうことがある。その際、助けとなるのがトレーニング機能である。
トレーニング
トレーニングは大きく、スキルトレーニングとフリートレーニングに分けられる。スキルトレーニングとは、シュート・パス・ドリブルなど、各操作に限定して練習するモードである。非常に細かく場面設定がなされ、20以上のトレーニングが用意されている。フリートレーニングは、より試合に近い形式で練習することのできるモードである。トレーニングサイドで、オフェンスとディフェンスを選択できる。トレーニング種類では、試合形式であるフリートレーニングのほか、フリーキック、PK、コーナーキックを選択できる。また、プレーヤーチームとCOMチームの参加人数を設定することもできる。細かく設定することによって、ピンポイントの練習ができる。例えば、オフェンス・フリートレーニング・プレーヤー参加人数11人・COM参加人数5人などに設定すれば、実践形式に近い形でシュートシーンに重点を置いたトレーニングができる。ちゃま編集長が練習する様子をよく生配信しているが、それがこのフリートレーニングである。Liteにもスキルトレーニングはあるが、フリートレーニングは例年実装されていない。Liteにもエキシビションマッチというフリートレーニングに近いモードはあるが、プレーヤーとCOMのチームをそれぞれ選択の上、ただ試合を行うというモードである。
チームデータセーブ
同じ練習をするなら、実際にmyClubの対人戦で使用している監督と選手を使用して、練習したいという気持ちになる。それを可能とする機能がチームデータセーブである。チームデータセーブをすると、セーブしたチームでトレーニングを行うことができる。この監督を使用すると選手はどう動くか、選手を替えた場合にはどうなるか、選手はそれぞれどういう動きをするかなど、プレーヤー自身の操作テクニックを磨くだけではなく、戦術を学ぶことができる。対人戦をしている際には、ここまで意識することが難しい。このように、チームデータセーブは非常に重要な機能であるが、Liteには例年実装されていない。
製品版を買うべき理由
フリートレーニングとチームデータセーブ、この2点が製品版購入をすすめる理由である。ウイニングイレブンの配信をしているyoutuberや、ネットを通じて情報発信をしているユーザーは、当然その多くが製品版を購入している。そのため、どうしても取り上げられることが少ない。なお、注意点としてLiteの仕様変更によって、フリートレーニングとチームデータセーブが実装されるかも知れないということは、改めてお伝えしておく。
体験版ダウンロードサイト
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0101-CUSA12712_00-PES201900000DEMO
関連URL
ウイニングイレブン2019公式サイト
https://www.konami.com/wepes/2019/jp/ja/
（文●fanatic wilkinson’s）
（編集●VAMOLA eFootball News編集部）
