<富山ウイイレ大会>王者Mayageka×GENKIモリタ「次世代のプレイヤーに憧れられるeスポーツ選手を目指したい」

 富山県eスポーツ協会が主催するイベント「ToyamaGamersDay 2018 Summer(以下、TGD18SUMMER)」が9月9日に富山市で開催された。決勝戦は、Mayageka選手とGENKIモリタ選手のJeSUが認定するプロライセンス保持者同士の対戦となった。世界大会に何度も出場実績がある優勝候補のMayageka選手は、FCバルセロナを選び、攻守共にバランスのとれた4-3-3のフォーメーション。一方、大阪のウイニングイレブンコミュニティを盛り上げているGENKIモリタ選手はACミランを選択し、中盤に厚みを持たせた3-4-3のフォーメーションで試合が開始された。


(写真:得点を上げ、ガッツポーズをするGENKIモリタ選手)

 前半始まってすぐ、Mayageka選手が先制するも、GENKIモリタ選手も奮闘し、序盤は1対1となる競った展開も見せた。しかし、自力に勝るMayageka選手が順々に得点を積み重ね、最終スコアを6対1とし、Mayageka選手が戦前の期待通り優勝を飾った。試合後、両選手はVAMOLA eFootball Newsのフラッシュインタビューに応じた。インタビューアーは、編集長ちゃまくんが務めた。以下、一問一答。


(写真:決勝後、ミックスゾーンでインタビューに答えるGENKIモリタ選手)

ちゃまくん:「決勝戦を終えての感想を教えてください」

GENKIモリタ選手:「さすがの一言です。正直、全然歯が立たないレベルでした。ただ、今後は(Mayagekaさんに)いつか勝つために頑張っていきたいです」

Mayageka選手:「今回はバルセロナとACミランというチーム力に差がある対戦でした。実力通りの結果だったかと言えば分からないので、今度戦う時はお互いにベストのチームを使ってやりたいです」

ちゃまくん:「富山で開催された今大会に参加した理由を教えてください」

GENKIモリタ選手:「正直、大阪のeスポーツ業界の熱がまだまだ足りないので、僕が出場することで大阪にもeスポーツあるぞと、全国にアピールしたい気持ちがありました。また、富山のeスポーツコミュニティも盛り上げたいという思いもあり来ました」

Mayageka選手:「自分の目標としては世界大会優勝を狙っているので、オフラインの大会の経験は良い経験値になります。世界大会で良い結果を残せるように、ちょっとでも経験値を貯めたくて、富山に来ました」


(写真:今後も積極的にオフライン大会に参加する意志を表明したMayageka選手)

ちゃまくん:「(発売して10日前後の)ウイニングイレブン2019はどんな作品と感じていますか?」

GENKIモリタ選手:「ストレートにグラフィックが本当に綺麗ですね。芝も本当に美しい(それでもウイイレのプロ選手の表現か笑!?と、ちゃまくんに茶々を入れられる)。(一笑いの後)僕はリアルサッカーの指導者でもあるので、自分がやりたい戦術が、リアルに表現できる部分も出てきたと正直、感じています。体を入れてキープする必要があったり、パス出す時も体の方向がより意識されていて、良い進化をしていると思います」

Mayageka選手:「まだこれが(ウイニングイレブン2019の本質のようなもの)は、自分の中で見つけたという確信がないので、これから掴んでいきたい。体の向きや体勢によって、パスの精度やシュートの精度が(リアルのサッカーのように)良くなったり悪くなったりするのは、僕も良い進化だと思います」

ちゃまくん:「今後、プロのeスポーツ選手として心がけていきたいことを教えてください」

GENKIモリタ選手:「まず、eスポーツの発展に本当に貢献していきたい気持ちを持っています。そして、次世代のプレーヤーが出てくるように、自分自身が憧れられるような存在になっていきたいと思います」

Mayageka選手:「僕は言葉よりもプレイで引っ張っていきながら、少しでもスポットライトが当たるような場所に出て行きたいです。ウイニングイレブンをプレイしている人たちが、Mayageka良い思いしてるな!と感じてくれて、ならば(自分も)頑張ろうと思ってもらい、そう感じてもらえるような存在を目指したいです」


(写真:大会の選手参加者は約100名、来場者数は150名を超え、大盛況に終わったTGD18SUMMER)

 VAMOLA eFootball Newsでは、今後も地方のオフライン大会の現地取材も敢行して行く。

(取材●VAMOLA eFootball News編集部)

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