日本eスポーツトレーナー協会(JeSTA)が実技講習会を開催 指圧とハリによるデモンストレーションを実施(後編)
日本eスポーツトレーナー協会(略称:JeSTA)は6月30日(日)、神奈川県大船にあるコワーキングスペースNEKTON OFUNAにて、第1回目となる実技講習会を開催した。
JeSTAは、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師・歯科医師など国家資格取得者を中心に、eスポーツ選手の心と身体をケアする、プロトレーナー集団。医療ケア・トレーナーの分野で、eスポーツの未来を支える存在を目指して活動を展開している。
同イベントは、新規正会員向け(医療関係の国家資格取得者及びスポーツトレーナー向け)の内容。JeSTA理事長で、そといけ治療院院長・外池哲郎氏らが登壇。プロジェクターを使用しての講義と、ベッドを使用しての実技デモンストレーションが行われた。
以下、当日の模様を写真とともにまとめる。そのイベントレポート後編。(前編はこちら)
■指圧マッサージ実技講習
(写真:指圧処一乗庵院長・沼田寛士理事による指圧マッサージ実技講習)
イベントの後半では、沼田理事よりeスポーツ選手のプレー姿勢特有の疲労にアプローチしたデモンストレーション手技が行われた。施術の手順を具体的に説明。参加者の多くも同業種のプロフェッショナルであることから、対話形式により活発に議論が交わされた。
(写真:コントローラーを握る、腕の疲労回復のためのマッサージ)
(写真:首の疲れへのアプローチ)
■ハリ実技講習
(写真:こるかた治療院院長・小野垣光郎理事によるハリ実技講習)
続いて小野垣理事より、eスポーツ選手の眼精疲労及び筋緊張にアプローチする、ハリによるデモンストレーション治療が行われた。
■協会認定資格の発行を目指す
(写真:外池理事長より、JeSTAの今後の展望が語られた)
今後、理事及び協会員の治療院等での様々な治験を元に、協会員へ情報や技術をフィードバックするとのこと。その後、JeSTAによる協会認定資格の発行を目指すとしている。発行開始の時期は、選手人口の増加や、業界の成熟度を考慮しながら決めるとのこと。発行後は、認定資格取得者の価値を高め、取得者をより応援する活動を目指すとしている。
最後に、外池理事長の同イベントの感想を以下紹介する。
外池理事長:「講習会への参加者は、針灸師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士・アスレチックトレーナー・国家資格取得を目指す学生、また協会に共感・賛同下さった企業の担当者など、多士済々な受講者でした。素朴な疑問から一歩踏み込んだ質問まで、お互い緊張感を持ちながらも、バラエティーに富んだ質問が飛び出し、有意義な時間となりました。」
■イベントレポート前編
日本eスポーツトレーナー協会
HP:https://esportstrainer.jp
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Instagram:jesta.esports
(レポート●影取おおとも鍼灸マッサージ治療院院長/JeSTA理事・大友純)
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)