• HOME
  • Topics
  • 大会レポート
  • <中国重慶eスポーツ国際大会WESG>日本代表ソフィア選手が準々決勝で惜敗 現役最後の激闘を振り返る

<中国重慶eスポーツ国際大会WESG>日本代表ソフィア選手が準々決勝で惜敗 現役最後の激闘を振り返る

3月13日、中国の重慶で国際eスポーツ大会「World Electronic Sports Games」(以下、WESG)にて、ウイニングイレブン2019(海外名:PES2019)の準々決勝が行われた。

11日から2日間に渡って行われた予選では、日本代表のソフィア選手が総合ポイント19を獲得。トップでグループDの予選通過を果たし、準々決勝へ駒を進めた。

準々決勝では、「PES LEAGUE WORLD TOUR 2018」の覇者、強豪エットリート選手と対戦。健闘するも惜敗となり、結果として、この準々決勝がソフィア選手にとって現役最後の試合となった。そこで、エットリート選手との激闘を振り返る。

■ハイライト動画「1stレグ」

■1stレグ前半

チームは、ソフィア選手がバルセロナ、エットリート選手がリヴァプールを使用。

前半16分、ソフィア選手がスルーパスからペナルティエリア内の左サイドへ進入。キーパーをかわしてシュート。見事に先制ゴールを決める。

前半19分、エットリート選手がキレのあるドリブルで右サイドへ進入。ペナルティエリア内の選手へパス。ドリブルでかわしながらペナルティエリア奥へ進入。角度のある位置から、コントロールカーブシュート。同点ゴールを決める。

前半26分、エットリート選手が中盤からロングスルーパスで抜け出しシュートするも、ソフィア選手がセーブ。しかし、こぼれ球を拾い、ゴール近くの選手へパス。またも、コントロールカーブのシュートでゴール。逆転ゴールを決める。

その後もエットリート選手の流れで、何度も攻め込まれる場面があったものの、ソフィア選手がしのぐ。

すると、前半も終了間近、アディショナルタイムの46分、ソフィア選手がフリーキックからのヘディングで見事な同点ゴールを決め、前半は終了した。

■1stレグ後半

後半は一進一退の攻防が続く。

後半79分、ソフィア選手が5バックにフォーメーションを変更。

その直後、エットリート選手が上手くパスを回しながらカウンター攻撃。82分、ペナルティエリア内から角度のあるシュート。決勝ゴールを決める。

後のなくなったソフィア選手は、3バックの攻撃的フォーメーションへ変更。

一方のエットリート選手は、選手を下げて、守備的陣形でボールを回しながら時間を使う戦略。最後まで、ソフィア選手がねばるものの、そのまま試合は終了。

1stレグは3-2でエットリート選手の勝利。

■ハイライト動画「2ndレグ」

■2ndレグ前半

チームは、ソフィア選手がリヴァプール、エットリート選手がバルセロナを使用。

フォーメーションは、ソフィア選手が4-4-2、エットリート選手がフォワードにST2枚の変則型4-3-3。

前半10分、エットリート選手が上手くパスを回しながらカウンター攻撃。ペナルティエリアラインでパスを回しながら、右エリアからシュート。先制ゴールを決める。

その直後、ソフィア選手がキックオフの展開から徐々に攻め上がり、中央へロングパス。前半13分、ワンツーパスでペナルティエリア内へ進入してシュート。ポストに嫌われ弾かれるものの、さらに押し込み同点弾を決める。

今度はエットリート選手からのキックオフ。キックオフの展開から攻め上がり、前半15分、ディフェンスをかわし、ペナルティエリア中央から強烈なシュート。ゴールを決め、再びリード。

前半28分、エットリート選手がロングフライスルーパスから中央を抜け出し、キーパーを引きつけてからのパス、それを上手く流し込み追加点。

エットリート選手の流れのまま、ソフィア選手の2点ビハインドで前半は終了。

■2ndレグ後半

ハーフタイムに入ると、ソフィア選手は攻撃的な3バックにフォーメーションを変更。一方のエットリート選手は、4-3-3から4-4-2のバランス型フォーメーションへ変更した。

後半はエットリート選手からのキックオフ。キックオフの流れから攻め上がり、スローインの機会を得る。スローインの流れから、右サイドへ進入。ペナルティエリア内で上手くパスを回してシュート。エットリート選手がさらなる追加点を決める。決定的なゴールにソフィア選手が大きくうなだれる。

後半68分、ソフィア選手がワンツーパスで中央からペナルティエリア内へ進入してシュート。ゴロゴロと転がるグラウンダー性の技ありゴールを決め、意地を見せる。

エットリート選手がなお2点リードするも、タイムを取り、選手の状態や戦略を確認。2点リードでも気を緩めない、エットリート選手の意識の高さが垣間見えた。

ソフィア選手も最後まで戦い続け、惜しいシーンは何度もあったものの、得点には繋げなかった。

2ndレグも4-2でエットリート選手が勝利。1stレグ・2ndレグともにエットリート選手の勝利でソフィア選手の敗退となった。

試合終了後は、抱き合って互いの健闘を称え合った。

(文●fanatic wilkinson’s)
(写真提供●杨少卿、K14)
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)

関連記事一覧