eスポーツリーグを運営するアカツキが東京ヴェルディの主要株主に。eスポーツチームの強化に期待
ゲーム開発会社で、eスポーツリーグ「League of Professional Esports(以下LPE)」を運営する株式会社アカツキは12月20日、東京ヴェルディの主要株主になったと発表した。既存株主からの株式譲渡により株式を取得し、東京ヴェルディは同社の関連会社となった。
今後、アカツキ社より東京ヴェルディに運営メンバーを派遣し、同社の持つ様々なエンターテインメント事業のノウハウを利用するとのこと。また、コーポレートパートナー契約の発表が合わせて行われ、2019年のシーズンユニフォームの胸部分には同社のロゴが掲出されることとなった。
なお、東京ヴェルディの新体制による方針及び新ユニフォームに関して、1月19日に開催予定の「東京ヴェルディ創立50周年記念セレモニー(仮)」にて発表される予定だ。
■東京ヴェルディに対するアカツキの想い
東京ヴェルディは、1969年に日本初のプロサッカークラブを目指して前身の読売サッカークラブが誕生して以来、男女ともに国内の主要タイトルを多数獲得し、数多くの日本代表選手を輩出する、日本サッカー界をパイオニアとして牽引してきた唯一無二の名門クラブです。
一方、アカツキは「心が求める活動が、みんなの幸せの原動力となる世界」” A Heart Driven World. ”をビジョンに掲げ、2010年の創業以来、モバイルゲーム事業、リアルな体験を届けるライブエクスペリエンス事業をはじめとした、ワクワクとつながりをもたらす様々なエンターテインメントを、世界に向けて発信し続けてまいりました。
東京ヴェルディが掲げる「首都TOKYOから世界と伍して戦えるクラブを目指す」、「育成を通じて日本サッカーを牽引する」、「一流のエンターテイメントを提供する」といったクラブフィロソフィと価値観は、当社のビジョンと共感できるものが多く、1年間スポンサーとして様々なお取り組みをさせていただく中で、その想いはより強いものになりました。
2019年にクラブ創立50周年を迎え、新たなスタートを切るこのタイミングで、未来に向けてともに歩んでいきたいと考え、この度、東京ヴェルディに出資を通じて経営に参画させていただく運びとなりました。
今後、スタジアム体験の向上、コンテンツのデジタル化、総合スポーツクラブとしてのスポーツ文化の振興など、様々な領域で積極的に支援していきたいと思っております。東京ヴェルディおよび当社のそれぞれの良さを有機的に結び付け、TOKYOを拠点に世界に羽ばたくチーム作りに共に取り組んでいきたいと考えています。
引用:アカツキ社プレスリリース
東京ヴェルディは、Jクラブで最初にeスポーツチームを立ち上げたことで知られている。現在、FIFA部門には皆川洋一郎選手(プレイヤーネーム:y0ichiro)が所属している。
アカツキ社が運営するeスポーツリーグ「LPE」は、今年からファースト・シーズンが始まる。同リーグは、東京ヴェルディの加入が既に発表されている。今後、東京ヴェルディは世界の有名スポーツクラブとeスポーツ対戦を行っていくことになる。アカツキ社による東京ヴェルディのeスポーツチームの強化が予想される。
■関連リンク
東京ヴェルディの株式取得およびコーポレートパートナー契約締結のお知らせ
Tokyo Verdy – LPE Team Spotlight
-The soccer team from the LPE’s second home-town will compete in the league’s historic first season.
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)