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スポーツ×イノベーション「Sport Innovation Summit」日本初開催 海外のeスポーツ事業家が最新トレンドを紹介

スポーツやその周辺で起きているイノベーションに特化したカンファレンス「Sport Innovation Summit(以下SIS)」が日本で初めて11月29日、30日に六本木ヒルズで開催された。同カンファレンスは、スポーツ・ビジネスに関わるプロフェッショナルによる「世界のトレンドの紹介」と「ディスカッションの場」の提供を目指している。

カンファレンス2日目の11月30日、eスポーツの最新トレンドを紹介するセッションが行われた。

登壇者は3名のeスポーツ事業家。中国最大級のeスポーツプラットフォームを運営する「Bilibili Gaming」CEO陳悠悠氏、フランスのeスポーツ事業支援を行う「Level256」バートランド・ペリン氏、そして、ヨーロッパ随一のeスポーツチーム・イギリス「Fnatic」マーケティング部長ブノワ・パゴット氏だ。

■登壇者紹介

Bilibili Gaming(略称:BLG)
CEO 陳悠悠


浙江大学ソフトウェアエンジニアリング修士過程卒業。 約10年ほどIT業界に携わる。 卒業後、ゲーム業界に興味を持ち、開発・運営全般を担うゲーム会社を創立、 CEOとして『苍生OL』、『決戦紫禁OL』などのMMORPGゲームをプロデュース。 2015年「戦旗直播」(Zhanqi Live。ゲームライブ解説プラットフォーム。)CEOに主任し、初期メンバーとして活躍。 在任中、『LanStory』、『Lyingman』、『HTS』、『OTS』など多くのIPプログラムやゲームの制作を主導し、OWL、LPL、HCTなどプロゲーマーリーグの動画翻訳および再編集を指導。 現在CEOとして活躍しているBLGは、ビリビリ動画を運営する会社の傘下にあるeスポーツ分野にフォーカスする総合型ゲーム会社であり、クラブの運営、試合の運営、オンライン運営・プロモーションなどを主に担当。世界レベルのeスポーツクラブ、OWL(オーバーウォッチリーグ)杭州戦隊、LPL(リーグオブレジェンズ)BLG戦隊を有している。また、親会社が運営するビリビリ動画は中国の動画共有サイトであり、若年層から人気を得ており、月間アクティブユーザー数は1億超え、そのうち82%は1990年~2009年に生まれたZ世代。2018年3月28日には、米国のベンチャー向け株式会場NASDAQにも上場。

LEVEL 256
ディレクター バートランド・ペリン


パリの経済開発公社であるParis&Coは、雇用と付加価値の創出を目的とし、パリの魅力とイノベーションの拡大を追求する機関である。海外のスタートアップを踏査・ホスティングし、パリのビジネスチャンスを国際的に促進。また、パリのメトロポリタンエリアにおけるイノベーションエコシステムをブーストするために、新しい企業のインキュベーション、革新的なソリューションのβテスト、スタートアップと100社以上の提携企業とのネットワーキングを目的としたイベント開催などを実施している。現在300以上のスタートアップを支援、年間300以上のイベントを開催、そして設立から200以上もの試験的トライアルを実施してきた。LEVEL256は、ビジネスの開発支援、専門家の関係強化、スタートアップの本分野におけるイノベーションの奨励、スタートアップと産業間のビジネスチャンスの最大化などを実施。また、LEVEL256は社会的包摂、フェミニズム、アクセシビリティーに貢献するすべての人にeSportsの教育、訓練、開発、発展を促進・提供する場でもある。ベルナー氏は以前ジャン・フランソワ・マルタン氏の相談役兼補佐官も務めていた。

Fnatic
マーケティング部長 ブノワ・パゴット


ヨーロッパ一のeスポーツチームでありアイコニックな団体であるFnaticのブランディング及びマーケティング責任者。Dior、インテル、コレット、モエ・ヘネシーなど、世界的なブランドのブランド戦略及びデザインを手掛けてきたブノワ氏は、Fnaticと共に今後のスポーツとエンターテインメントにおける次世代ライフスタイルブランドの在り方を定義。

同トークセッションは、それぞれに自身のeスポーツ事業の最新トピックを織り交ぜて行われた。

陳氏は、中国のeスポーツ産業が飛躍的な発展を見せていることを各種統計データを示し、説明を行った。特にeスポーツのネット視聴者数の伸び率が爆発的成長を遂げている点を強調していた。

ペリン氏はフランスのeスポーツ事情を語った。eスポーツタイトルの多様化により、ゲームとしての文脈だけではない様々なバックグラウンドを持った選手及び事業家が参入して来ている状況を解説していた。

また、パゴット氏はeスポーツのビジネスモデルについて状況を説明した。運営するeスポーツチーム「Fnatic」の他にはない収益構造の特徴として、多企業のコラボレーションによる「レベニューシュア」を挙げていた。

同カンファレンスは、2014年にメキシコから始まり、2017年にフランス・パリで開催。3か国目の開催地として日本の東京で開催された。

■SIS公式サイト
https://sistokyo.com/

■SIS代表アーナウド・ドリジャードのビデオコメント

(編集●VAMOLA eFootball Neww編集部)

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