英プレミアリーグが『FIFA19』で対戦「ePremier League」開催を発表! プレミア20クラブがeフットボール選手と契約へ
世界中で最も富と関心を集めるリーグである英・プレミアリーグが、遂に公式eフットボール大会の開催を10月4日に発表した。今、世界では着実にeフットボールの熱が高まっている。
今回、発表があった要点は以下の2点である。
・イギリス在住の『FIFA19』プレーヤーを対象に、実際のプレミアリーグ20クラブによる「ePremier League」が開催
・来年1月よりオンライン予選がスタートし、その後各クラブの契約選手となった40名(PS4及びXBox Oneから1名ずつ)によるプレイオフの末、3月にロンドンで決勝大会が行われる。また、決勝大会は実際のプレミアリーグと同様にSkySportsとリーグ公式ソーシャルメディアで放送される。
(写真:ePremier Leagueの大会概要を表した全体図。公式プレスリリースより)
【概要】
○使用ソフト:FIFA19
○使用ハード:PS4,Xbox One
○出場資格:16歳以上かつイギリス在住
○日程:
①2018月12月3日 オンライン受付
②2019年1月 オンライン予選
③2019年2月~3月 プレイオフ(半日のトーナメントを予定)
④2019年3月28,29日 決勝大会(ロンドン)
◇オンライン予選:PS4,Xboxの上位各32人がプレイオフに進出
◇プレイオフ:進出者のうち1クラブ各2名(PS4及びXbox Oneから1名ずつ)の計40名がクラブ契約選手として決勝大会に進出
◇決勝大会: 進出者が上位進出をかけ争う
※出場者は「EA SPORTS FIFA19 Global Series Playoffs」の出場資格を得るためのプロポイントの対象となる
※10月31日までにFUT CHAMPIONSへの登録が必要
英プレミアリーグ公式Twitterより
The Premier League and @EASports
are excited to announce the inaugural ePremier League tournament #ePL➡️
https://t.co/J9hAgBkweL pic.twitter.com/AGL0XFF04k—
Premier League (@premierleague) 2018年10月4日
「ePremier League」プレスリリース(英語)
ePremier League Competition, ePL Competitive Gaming Tournament
https://www.premierleague.com/epl?utm_source=t.co&utm_medium=referral
なお、同リーグのウェストハム・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズには、既にプロ契約のFIFAプレーヤーを有している。今大会における彼らの扱いについては発表されていない。
プレミアリーグの概況
プレミアリーグは、外資の受け入れやアジア戦略などで、着実に資金力とブランドイメージを高めたリーグである。その放映権料は莫大で各クラブ平均で約183億円(※1)を誇る。放映権料収入において、プレミアリーグのハダースフィールド・タウン(昨年16位)が独・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン(昨年1位)と同額というバブルっぷりなのだ(※2)。
※1 マンUが228億円/プレミア放映権料獲得ランク(日刊スポーツ/2018.5.12)
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/201805120000624.html
※2 “「ハダースフィールドとバイエルンの放映権料は同額」ライプツィヒSD、プレミアとの差に言及”(Goal/2018.2.12)
http://www.goal.com/jp/1s2x0qhw3vylh1twh79oyucp4h
サッカーとeフットボールの連携の動き
既にリアルサッカーとeフットボールの連携の動きは加速している。今年はロシアワールドカップの開催に合わせ、国際サッカー連盟(FIFA)が主催による「FIFA eWorld Cup 2018」がロンドンで開催された。優勝賞金は約2800万円。日本からはナスリ選手(同大会での登録名はWEB)が出場した。
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この予選の1つとして、同じくEA Sports社がスポンサーを務めるJリーグ主導のもと「明治安田生命eJ.LEAGUE」が開催され、浦和レッズの推薦選手となった「かーる選手」が優勝している。さらに、FIFAシリーズとともに世界で人気のサッカーゲームタイトルであるコナミデジタルエンタテインメント社のウイニングイレブン(海外名:Pro Evolution Soccer、略称:PES)は、公式大会として「PES League」を開催している。同アジア予選大会はJFAハウスで行われ、バルセロナでの決勝大会では、進出者8人のうちMayageka選手とSOFIA選手の2名の日本人選手が出場した。
他にも、楽天の三木谷会長と親交のあることでも知られるバルセロナのピケが設立した「eFootball.pro」と連携して、シャルケやセルティックなどの有名クラブチームが参加するウイニングイレブンのプロリーグが立ち上がった。ウイニングイレブンは今夏のアジア大会ジャカルタにおいて、デモンストレーション競技として採用された他、来年の茨城国体においても同時開催されるeスポーツ大会の種目に採用が決まっている。なお、アジア大会では日本代表が金メダルを獲得し、日本チームのeスポーツ部門で唯一のメダル獲得となった。
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(文●時雨)
(協力●ウイイレの家)
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)