【マッチレポート】ウイニングイレブン世界大会2018個人部門決勝戦の結果

ウイニングイレブンの世界大会である「PES LEAGUE WORLD TOUR 2018」がついにファイナルを迎え、イタリア出身のエトリート選手が個人戦である1v1部門で優勝を飾り幕を閉じた。7月21日、決勝大会はスペインのバルセロナで開催され、WORLD FINALSの予選を勝ち抜き、決勝に進出したのはエトリート選手と、大会のホームであるスペイン出身のアレックス選手。両者は同大会のチーム戦であるCO-OP部門で優勝した同じチームメイトでもある。

1v1部門決勝戦マッチレポート

両者ともにチームはアーセナルを選択した。アレックス選手のフォーメーションは4-4-2。中央からもサイドからも攻めやすい、バランスの良い陣形。一方、エトリート選手のフォーメーションは4-3-3。ウィングを配置せずトップに3CFを置く、超攻撃型の陣形。ウイニングイレブンのオンラインサービス“my club”で人気のペケルマン監督と同じフォーメーションである。

前半戦

試合はアレックス選手のキックオフから開始された。開始早々、キックオフの流れから、アレックス選手が中央を攻め、フライスルーパスからウェルベックでシュートを放つもゴールならず。エトリート選手も負けじと長めのフライスルーパス。すると、俊足のオーバメヤンが完全に抜け出すもシュートには到らず。その後はしばらくエトリート選手の時間が続く。前半20分、エトリート選手がコーナーキックの流れから、ダイレクトにループシュートを放つが、惜しくもゴールならず。しかし、この正確なループシュートが試合の行方を左右することになる。

前半29分、アレックス選手がファールをもらい、その流れから左サイドへ。左サイドからの細かいパス回しで中央を攻め、ゴール前、絶好の位置でワンツーからムヒタリャンでシュート。こぼれ玉をオーバメヤンでさらにシュートするも、味方に当たり残念ながらオフサイド。さらに前半35分、アレックス選手がコーナーキックの流れから、ディフェンスに弾かれたボールをペナルティエリアの外にいたベジェリンで強烈なミドル。キーパーに弾かれたボールをさらに押し込むも、ポストに嫌われるという惜しい展開が続いた。両者とも惜しい場面はあったもののスコアレスドローのまま前半を終える。

後半戦

後半はすぐに開始され、後半53分にエトリート選手が中央から攻め上がり、正確なループシュートをナイルズで落ちついて決め、ついに試合が動く。さらに後半60分、エトリート選手が再度ループシュートを狙うも、アレックス選手がマニュアルキーパーで見事な対応力を見せる。しかし、その直後、キーパーのパントキックをエトリート選手が奪い、ラガゼットで強烈なミドルシュート。キーパーがファンブルしたボールをイウォビで押し込み2点目。これでアレックス選手は2点ビハインドとなり、ついに頭を抱え込んだ。

それでも気持ちを切り替え、アレックス選手の特長である細かく正確なパス回しで敵陣内に進入するも、シュートには到らず。後半73分、エトリート選手が右サイド後方のアーリークロスからラガゼットでシュート。キーパーがファンブルしたボールを、またもイウォビで押し込み3点目。ほぼ試合を決定づけるゴールとなった。

eフットボールにも見られるスポーツマンシップ

エトリート選手は最後まで正々堂々とゴールを狙い続けた。3得点をあげたエトリート選手だが、ゲーム内のゴールパフォーマンスならびにガッツポーズなど自身のパフォーマンスも行わず、そのスポーツマンシップが光った。試合後、エトリート選手は喜びを抑えつつ相手を称え、アレックス選手は満面の笑みで相手を称えた。先日まで開催されていたFIFAワールドカップと何ら遜色のない清々しい光景がそこに広がっていた。

優勝したエトリート選手のツイートより

準優勝のアレックス選手のツイートより

PES LEAGUE WORLD TOUR 2018 WORLD FINALSオフィシャルホームページ
https://pesleague.konami.net/2018/jp/ja/tour/stage/final/overview/

(VAMOLA eFootball News編集部)

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